看護師が仕事を覚える日々から次第に医療現場に慣れて周りが見えるようになってきた頃、もう一歩上の看護師を目指したいと考えることもあるでしょう。その際に身につけたいのが、ビジネスマナーです。看護師では当たり前の会話や態度が社会人として非常識だと、医療機関を訪れる患者やその家族は、その看護師を信用できなくなってしまうことは少なくありません。また、働き方の幅が広がりツアーナースや一般企業で働く看護師も増えていることから、看護師でもビジネスマナーは身につけておくべきだと考えられているのです。そこで特に身につけておくと良いビジネスマナーは、4つあります。

1つ目は明るい挨拶、2つ目は清潔感のある身だしなみ、3つ目は時間の厳守、4つ目は言葉遣いです。看護師は患者との距離が近く、親しみを持って接した方が好感を持たれます。しかし、患者を尊重して敬語で丁寧に接することで、看護師としてのプロフェッショナルな立ち位置を保つことが可能です。それによって、患者が安心して看護師との信頼関係を構築できます。また、同僚や医師などとのコミュニケーションでも、はじめにワンクッション言葉を入れることで相手への気遣いを表現し、コミュニケーションをスムーズにとることが可能です。看護師の仕事をきちんと行うことはもちろんですが、相手に不快感を与えないための最低限度のマナーを守り、人として看護師として信頼を得ることが大切と言えます。