看護師として働いている人の中には、職場の同僚や患者と信頼関係を築くことが苦手な人もいるでしょう。しかし、医療機関で働く看護師として、仕事で関わる人とは信頼関係を築く必要があります。職場の同僚については、同じ目標に向かって協力し合う仲間なので、まずは円滑なコミュニケーションを図れるように自分から積極的に話しかけてみるのが良いでしょう。先輩や上司に仕事でわからないことを質問するなど、少しずつ親睦を深めていきます。仕事上で上手く関われるようになれば、自然と信頼関係が生まれてくるはずです。自分より上の立場の人だけではなく、後輩とも信頼関係を築くことが大切です。頼りになる先輩として、気にかけることを意識しましょう。

また、看護師は医療機関に通院する患者や、入院患者とも信頼関係を築かなくてはなりません。人見知りをしてしまう場合には、初対面の患者に対して上手にコミュニケーションをとれないのは確かでしょう。しかし、患者の不安な気持ちに寄り添って、優しく声掛けをしていくだけでも相手に与える印象が違います。入院患者は通院患者よりも接する時間が長くなるため、気持ちの良い挨拶をしたり、些細な日常会話を交わしたりして、少しずつコミュニケーションをとれるように距離を縮めていくと良いでしょう。信頼関係が築ければ、看護師の普段の業務を進めやすくなるだけでなく、患者も安心して入院生活を送れるメリットが生まれるのです。